【2020年6月号】
今月の青木氏連載は『女性の起業に必要な3つの要素』というテーマです。
増加してきた「ママフォトグラファー」を始めとする家庭を持った女性の起業について、3つのポイントを提示しています。

「写真館と数字」コーナーでは、先月に引き続き、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた事業者向けの給付金や融資についてまとめました。

どうぞご一読ください。

 
【青木水理氏連載 第5回『女性の起業に必要な3つの要素』】

コロナウイルスも6月に入り少し落ち着いてきましたね。
弊社も今月からフォトスタジオ事業を再開しました。
約3ヵ月、スタジオを閉鎖しておりましたが、その間はいくつかの事業をスタートさせたりスタジオの内装をリニューアルしていました。
制限をかけつつではありますが、お客さまも戻り、スタッフ共々また撮影ができる日々に感謝をしています。
とはいえ売り上げはこの3ヶ月前年度比7割減となりました。
第二波、第三波に備えて複数の柱を持つことの大事さを実感しています。
 
子育て中の働く女性は、このコロナウイルスによる学校休校で仕事と子育ての両立に悩み、ストレスを抱えた方も多いかと思います。
弊社の従業員も8割がママスタッフなので、毎日リモートで状況把握をしながら事業を進めていました。
そもそも、子育てや家事をメインで担う女性が、男性と同じようにバリバリ働くことは難しいですよね。
体力の違い、仕事に割けるリソース、どれをとっても子育て中のママは足りないことが多いです。
ですから、男性と同じ成果を求めようとしても、思うようにいかないこともあります。
 
私もワンオペ育児で会社を回していますが、全て両立できているかというと全く自信はありませんし、思う存分仕事に打ち込める環境にある人を羨ましく思うこともあります。
ただ、だからと言って悲観的になることはもちろんなく、女性だからこそ、ママだからこそ、生かせる働き方というものがあります。
 
今日のテーマは女性の起業に必要な3つの要素というテーマでお話したいと思います。
 
私は三人子供がいますが、第二子が1歳のときに法人化しました。
そのときに大事だと思ったポイントは以下の3つです。
 
 

1.好きの熱量がどれくらいあるか
 →24時間365日没頭できるくらい好きか、お金を払ってでもやりたいかどうか
お金を払ってでもやりたい仕事は踏ん張る力になる
そして、同じようにお金を払ってでもやりたいという人がいるはず
 
自分がやりたいことが本当にやりたいのかどうかわからなくなったときは、お金を払ってでもやりたいのかどうかを考えてみるとわかりやすいかと思います。
私の今の事業「おひるねアート」は趣味から起業の道を歩みましたが、仕事にする前は毎日のように作品を作り、ブログにアップしていました。
仕事にしようとは全く考えていなくて、ただただ、没頭していました。
そのうちに、それをお金を払ってでもやってほしいという人が現れ今に至ります。
 
好きという気持ちがなぜ大切かというと、その気持ちがないと辛いとき踏ん張る力にならないのです。
起業初期は半年間収入がない事なんてざらにあります。
それでも自分が続けていけるかどうか、その事業をしていきたいかどうかは、好きという気持ちの力はとても大きいのです。
 
たとえそれが仕事にならなくても、人生を楽しめる一生の趣味にもなります。
 


2.コンテンツの強さ
 →商品力は一番大事
  面白いではなく、面白そう、と思ってもらえることが大事(動機付け)
  魅力がある商品が作れたら、それだけで大きな強みとなる

独自性のある商品、その人にしかできない世界観を持っていると、コアなファンが付きやすく、同業が現れても自分の事業が揺らぐことがないので気持ちが安定します。
「どこにもないもの」を生み出すのはなかなか難しいので、そのジャンルでは一番という突き抜けた部分を持つことを考えると良いと思います。
「〇〇県では唯一」や、そのジャンルの中の「この部分では1位」など、狭い世界でもトップになれたらそれが実績になり強みになります。
 
 

3.応援してくれる人がいるかどうか
 →女性は特に、押し上げてくれる人は必要
  周りの共感をどれだけ集められるか
  今までの自分の行いが結果として表れます

私はこの応援者の存在がいちばん大事だと思っています。
特に女性は、共感し応援してくれる人が多ければ多いほど力が強まっていきます。
周りをどんどん巻き込んで、成長していけるコミュニティや組織を作ることは、妊娠出産をライフプランに組み込む必要がある女性のリスクヘッジにもなります。


女性は特に好きな事を仕事にしたほうがパフォーマンスが上がります
何故かというと、男性の脳はタスクを達成することを重要視しますが、女性の脳はプロセス(過程)を楽しむことを重要視するからです(一般論なので当てはまらないこともあります)
なので、好きなこと、楽しいと思うことを仕事にしたほうが結果的に伸びるのです。

このメルマガを読んでくださっている方にはママフォトグラファーの方も多いかと思います。
ママフォトグラファーという職業は、自分の子育て経験や我が子を可愛く撮りたいという気持ちが仕事に直結するのでとても理想的な働き方です。
また、今後ママフォトグラファーとして起業したい方には、この3つの要素が参考になればと思います。

 
青木 水理
【プロフィール】
長男の誕生以来、おひるねアートを趣味で撮り始めブログがママたちから高い支持を受け、ブログ開設後わずか4ヶ月で初の写真集「赤ちゃんのおひるねアート」を主婦の友社より出版したことをきっかけに、TVCMや雑誌広告の作品制作を手がけるなど数々の分野で活躍する。
2013年10月に『一般社団法人日本おひるねアート協会』を設立。「おひるねアートで世界中のママと赤ちゃんに笑顔を届けること」を使命に、おひるねアートを広げる活動として、認定講師の育成や、企業への作品提供などを行う。
2015年4月におひるねアート専門のフォトスタジオ「STORY」をOPEN(東京・水天宮)
スタジオセット、おひるねアートの全面プロデュースを行うほか、自身も指名制でのみ撮影を請け負う。
また、当初より子連れで仕事を行うスタイルを貫き、現在も子連れ出勤を実践。「赤ちゃんと一緒に働ける」環境の提案にも力を入れている。

 
【写真館と数字分析:持続化給付金】

先月の「写真館と数字分析」では、雇用調整助成金にまつわる計算方法などをまとめました。その後、
厚生労働省HPでは新たな情報が更新されていましたので、抜粋してご紹介します。

5月27日更新の「生活を支えるための支援のご案内」リーフレットでは、個人(家庭)向けの給付金、法人・個人事業者向けの給付金などがわかりやすく一つの資料としてまとめられています。
その中でも写真館を経営されている方、あるいは個人事業主・フリーランスとしてフォトグラファー活動をされている方に関連がある「持続化給付金」をピックアップしました。


持続化給付金】
持続化給付金の対象は「新型コロナウイルス感染症拡大により、特に大きな影響を受ける事業者に対して、事業の継続を下支えし、再起の糧としていただくため、事業全般に広く使える給付金を支給します。」としています。
給付対象者は新型コロナウイルス感染症の影響により、ひと月の売上が前年同月比で50%以上減少している事業者と定義されています。資本金10億円以上の大企業を除く、中堅企業・中小企業、小規模事業者、フリーランスを含む個人事業者など、幅広く対象としており、多くの写真館様・フォトグラファー様がこちらに当てはまると思います。
具体的な給付額は法人は200万円、個人事業者は100万円となっており、上限は「昨年1年間の売上からの減少分」と定められています。計算式は下図のとおりです。
「持続化給付金」の事務局HPで申請が可能です。事務局HPでは、PC版・スマホ版の電子申請の操作説明動画が用意されていたり、申請における よくある不備が図つきでまとめられていたり、申請がスムーズにできるようにかなり工夫がされています。
感染症の罹患者は減りつつありますが、写真館にお客様が戻ってくるにはまだ時間がかかりそうな現状です。「時」が来たら、より活発な営業ができるように、お金の準備・ヒトの準備などをしておきたいですね。


【データ出展・参考】
厚生労働省ホームページ

 

【あとがき】
青木氏連載は今回で5回目を迎えました。
全6回連載ですので、来月号が最終回となります。

来月もぜひご覧ください。


 
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