【2020年10月号】
おかげさまでご好評をいただいている櫻井氏は
今回で第三回目となりました。


前回の9月号のテーマは
「スタジオルミナスのオペレーションの秘訣」でした。


今回はフォトウェディング専門店「スタジオルミナス」の
「ブランディングとマーケティング」について
詳しくお話していただきました。
櫻井氏連載 第三回「ブランディングとマーケティング」


 ――今回は「ブランディング」についておうかがいします。前号でも少し触れましたが、スタジオルミナスは「韓国フォト」で人気を集められましたよね。

はい、まずルミナス立ち上げ時に「韓国フォトの10項目」というルールを決めました。モデルの選び方や、ポージング、写真そのものの構図などの10個の項目です。
たとえば「韓国のウェディングフォトはクールなポージング、日本はナチュラルなポージングだよね」のようなところから、もっと具体的に分析して、「これを守れば、おしゃれな韓国風のブライダル写真が撮影できる」というところまで10項目を決めました。
「ルミナスの写真はこれだ!」というブランディングができているのは、そういうルールを重視しているからです。

おかげさまで、全国各地のお客様が撮影に来てくださるようになりました。韓国でしか撮影できないと思っていたような写真が東京で撮れる!ということで地方からのお客様もルミナスを選んでくださっているようです。「ついでにディズニーランドにも行っちゃおう!」というお話もうかがいましたし、ちょっとした旅行気分かもしれませんね。

――日本国内での撮影ということで、安心感もありますよね。どうしても国外だと、言葉の問題などもありますし…。

そうですね。とは言え、実は今は立ち上げ当初ほど「韓国フォト推し」ではないんです。いろいろ分析して、韓国に寄せすぎてもいけないな、と。もちろんベースは韓国フォトですが、寄せすぎないポイントも研究しました。
その結果、オープンわずか半年ではホームページ掲載の写真も、韓国人のモデルさんから、日本人のモデルさんで撮影もやり直しました。

――そうなんですね!さきほどから「分析」という言葉が出ましたが、やはりそこは常に研究されていらっしゃるのですか?

もちろんマーケティングについては、とてもこだわっています。
写真に携わっている方の多くは、芸術家肌というか「感性タイプ」の方が多いのではないでしょうか。
ですが、せっかく有料広告を出しても、結果を見て、何がよかったのか、何が悪かったのかを分析できなければ、集客に繋げることができません。
ですから、お客様から見て魅力的なホームページを用意できて、ブライダル写真の良し悪しがわかって、更に「集客できる写真」の良し悪しがわかる人材が必要です。「わかる」というのは直感的に理解するのではなくて、数字で分析できて、言語化できる能力のことです。
なんとなくですが、実は写真館の「営業写真」と「集客できる写真=宣材写真」は少し異なると考えています。その少し異なる部分こそが他社との差別化となり、集客に繋がっている気がします。
たとえば、コマーシャルを専門とするフォトグラファーさんや専業のスタイリストさんにご協力をお願いしたり、モデルさんにもお金をかけたりすることも、その一環だと思っています。
そうやって宣材写真を作り込み、効果のありなしをきちんと測定することが重要だと思っています。それを言語化することによって、効果がなかった部分がはっきりします。そうすると、次は失敗しないですよね。
やはり自前でのマーケティングには限界もありますから、そういった部分はプロのマーケッターの方に助けていただく必要もあるのではないでしょうか。
いずれもどうしてもお金はかかりますが、将来への投資と思っています。

――コマーシャルを打ったあとの結果を数字として、言語として分析し、次のアクションに繋げていくが重要ということですね。
では、最後にフォトウェディングそのものの今後についてはどうお考えでしょうか?


今後も伸びていくと思います。
それはコロナの影響というよりも、ルミナスだけでなく、「フォトウェディング専門店」が増えてきていることが影響していると考えています。つまり、新しい結婚の形としての「フォトウェディング」の増加です。
かつてフォトウェディングは前撮りが中心でしたが、今では、結婚する方の約50%と言われるのが、結婚しても挙式・披露宴をおこなわない「ナシ婚」層の方です。ですが、その30%は写真を撮ると言われています。
フォトウェディング専門店が増えたことにより、ナシ婚層も写真を撮ってみたいと思う​​​​​​選択肢が増えたのではないでしょうか。今後も、この30%の割合は伸びていくのではないでしょうか。
「結婚式はしなくていいよね」や「結婚式って無駄じゃない?」と感じている層に、特徴のあるフォトウェディング専門店が新しい価値を提供できるのではないかと感じています。


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連載3回目のインタビューでは、櫻井氏のブランディングとマーケティングのこだわりについてお話をおうかがいしました。

次回もお楽しみに!

 
櫻井 均(さくらい ひとし)
【プロフィール】

1991年株式会社キタムラ入社後、㈱ラボネットワーク、㈱ラボ生産の代表取締役を歴任。キタムラグループ退任後は、株式会社メイションにおいて、これまでの写真ビジネスの経験を活かし、新規事業開発を担当。韓国スタイルの華やかでドラマチックなウェディングフォトが撮影できる「スタジオルミナス」のプロデュースや、提携ゲストハウスでの撮影「ルミナス ラ・メゾン」をスタートさせるなど、これまでにないウェディングフォトスタイルを立ち上げ業界内からも注目を集めている。
現在は、株式会社Mクリエイティブワークス エグゼクティブプロデューサーとして活動中。

スタジオルミナス公式HP

 ルミナス銀座
 ルミナスお台場
【写真館と数字分析:『Go to 商店街』の取り組み】

新型コロナウイルスの感染拡大により打撃を受けている観光や飲食業を支援するため、需要喚起策「Go To キャンペーン」が実施されています。
この「Go to キャンペーン」は大きく分けて4つあります。
①Go to Travel キャンペーン
②Go to Eatキャンペーン
③Go to Eventキャンペーン
④Go to 商店街キャンペーン


このうち、①と②は連日のニュースでも取り上げられているため、ご存じの方も多いかと思います。③の「Go to Eventキャンペーン」は新型コロナウイルス感染症によって影響を受けたスポーツや文化芸術に関するイベントであり、国内で不特定かつ多数を対象に有償でおこなわれるものが対象となります。たとえば、コンサートや演劇、スポーツ観戦、展示会などが挙げられます。ですから、「Go to Travelと併用して、お得に地方遠征に行こう!」などの利用が可能です。

今回は商店街の中に店舗を構える写真館様にも適用できる④の「Go to 商店街キャンペーン」についてまとめてみました。

経済産業省の資料によると、「Go to 商店街」事業について下記のように説明しています(一部抜粋)
本事業は、3密対策等の感染拡大防止対策を徹底しながら、商店街がイベント等を実施することにより、周辺地域で暮らす消費者や生産者等が「地元」や「商店街」の良さを再認識するきっかけとなる取組を支援するもの
各地域で、消費者や生産者との接点を持つ「商店街」が、率先して「地元」の良さの発信や、地域社会の価値を見直すきっかけとなる取組を行い、地域に活気を取り戻していくことを通じて商店街の活性化につなげることがねらい

つまり、商店街等への集客や購買に繋がる催し物などを支援することで、地域のにぎわい回復を図ることを目的としたキャンペーンということです。このメルマガを購読いただいている中には地域の商店街の一員として営業をされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

流れとしては、中小企業庁がGo to 商店街キャンペーン事務局に運営を委託。そして、事務局は商店街を募集し、イベント・キャンペーン、プロモーション、観光商品開発等の商店街イベントを実施する商店街へ
300万円を上限に支援金を支給します。(広域連携でプロモーション等を実施する場合は、更に500万円を上乗せ)
更に「Go to 商店街キャンペーン」に参加する商店街等は、事務局からイベント資金、ノウハウ、人材派遣等の専門的支援を受けることもできます。
ただし、消毒液の設置やソーシャルディスタンスの確保、集客の分散化等の新型コロナウイルス感染症の対策が万全であること等を遵守する宣誓書の提出などの条件もあります。

Go to 商店街キャンペーン」の詳細は経済産業省および中小企業庁のホームページに詳しく掲載されています。
本日(10月15日)現在は先行募集をおこなっており、通常募集は10月30日(金)からの予定となっています。
今年は春~夏にかけて地域のイベントが少なくなってしまった、あるいは全く実施できなかった商店街等の方もいたのではないでしょうか。そこで、自社の取り組みではなく、同じ商店街の方と連携して、地域のお客様を巻き込んだイベント開催により、商店街全体の活気を取り戻すことも、できることのひとつではないでしょうか。



【データ出典・参考】
経済産業省ホームページ
中小企業庁ホームページ

【あとがき】
第3回目の櫻井氏インタビューでは
「ブランディングとマーケティング」について語っていただきました。
いかがでしたでしょうか?
全6回を予定しておりますので、今回が折り返しとなります。


また、「写真館と数字」コーナーでは
今話題の「Go toキャンペーン」のひとつ、
「Go to 商店街」について取り上げてみました。

次回もどうぞご一読ください!


 
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