2019年6月号

先月号から引き続き今井氏の「働き方」にフォーカスした
コラムの第5回目をお届けいたします。

先月号では働く現場でのコミュニケーション
について解説していただきました。

今月号は先月号に関連して上司と部下の関係が解説されています。
「部下への期待を言葉にすること」
組織力をアップするのにも重要ですね。
ぜひご一読ください!

 
こんにちは。社会保険労務士法人アイプラスの代表社員の今井洋一です。今回も働き方についてお話をしていきたいと思います。今回は「部下への期待」について考えてみましょう。
 
【第5回】「部下への期待」を難しく考える必要はありません
 
◆部下への期待?「がんばれ」以外に思いつかない
当社に寄せられる労務相談の中には「社員のパフォーマンスが悪いので、給料を下げたい。」という内容があります。しかし、具体的に何が問題なのか客観的な事実がなければ、給料を下げることはできません。社長さんにお話を聞いても、「どうも、ぱっとしない。」といった具合に、具体的に何が問題なのか曖昧なことがしばしばあります。
 
「上司は部下に何を期待しているのか具体的に伝えましょう。」と言われますが、忙しい社長さんであれば「頑張ってくれさえいれば、それでいい。」と思うでしょうし、気持ちを伝えることが得意でない社長さんであれば、「何を伝えればいいのか言葉にできない。」など困ってしまうのではないでしょうか?
 
◆お小言は期待の裏返し
「部下の良い点を把握し、期待したいことを伝える。」ことはエネルギーが要ります。
もちろん、人の良いところを見つけることが上手な方もいますが、普通の人であれば、良いところを見つけるよりも、悪いところが見えてしまい、小言や愚痴が出てきがちです。たとえば、「ベテランなのに、自分の仕事ばかりしているのはどうかと思う。」とか「新人なのに、お客様への挨拶も元気にできないのは困ったものだ。」といった具合に、部下への小言であれば、
いくらでも言えるのではないでしょうか?
しかし、「お小言」は何もせずとも出てくるものではありません。部下の働きぶりが、あなたの期待を裏切るので「お小言」が出てくるのです。つまり、あなたは無意識のうちに、部下に何かを期待していると考えられませんか?ということは、小言の理由を裏返すと、それは、部下に対する期待になりそうではありませんか?
先ほどの小言を、裏返して表現してみたらどうでしょう?
「ベテランなんだから、自分の仕事ばかりしているのはどうかと思う。」は、「先輩社員として後輩に仕事を教える時間を増やして欲しい。」や「自分が直接仕事をするのではなく、後輩に仕事を任せるようにして欲しい。」となり、「新人なのに、お客様への挨拶も元気にできないのは困ったものだ。」は「新人なので、挨拶だけは元気にして欲しい。」といったように、肯定的な表現に変えるだけで、具体的な期待に置き換えることができます。
 
◆本当に半期評価・年次評価は必要ですか?
人事評価は半年から1年に1回行われていることが多いと思いますが、そもそも、人事評価は何のために行うのでしょうか?評価をする目的は2つあります。1つは賞与支給額や、昇格させる者を決めるための「査定」。もう1つは、一人ひとりの仕事の振り返りと、挑戦や成長を話し合う「育成」のために行われます。人事制度が緻密に作りこまれており、評価結果と賞与や昇格とが厳密に接続されていたら、半期・年次の人事評価は必要かもしれません。しかし、中小企業では社長や幹部社員の話し合いで賞与や昇格が決まっているケースも少なくないと思います。評価の結果が賞与や昇格と厳密に接続していないのであれば、「査定」のための半期・年次での評価を行うことはやめて、月に1回、できれば週に1回、10分で構わないので「振り返り」と「次回までの目標」を決める機会を設けてはいかがでしょうか?
難しく考えるのではなく「前回の面談から今日まで振り返ってどうだった?」「次の面談までに何を頑張ってみたい?」。そして、先ほどのお小言を期待の言葉に置換して「上司の私としては、あなたに○○して欲しいな」と伝えましょう。短い頻度で振り返ることで、部下との距離感も縮まりますし、部下自身の仕事に対する意気込みも高くなります。ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
 

 
今井 洋一氏
(社会保険労務士法人アイプラス 代表社員)

< プロフィール >
アクセンチュア株式会社、IBMビジネスコンサルティングサービス株式会社、株式会社リクルートマネジメントソリューションズにて、人・組織をテーマにしたコンサルティングに従事したのち2009年10月に独立。お客様の目指す理想は何か?お客様の持ち味は何かを踏まえた評価・報酬制度等のコンサルティングサービスや労務相談サービスを提供している。
社会保険労務士法人アイプラスは「対話からの気づきをシンプルなアクションにつなぐ」を経営理念とし、人事のアウトソーシング事業、制度設計のコンサルティング、労務&コミュニケーション研修の三本柱でサービスを提供している。

社会保険労務士法人アイプラス:https://sr-iplus.co.jp/
写真館と数字分析 ~変わる写真データの納品方法~

2019年も6月に入り、一年のおよそ半分が過ぎました。この半年間を振り返ると年初に予定していた年間スケジュールと実際の活動を比べるといかがでしょうか?残りの半年間をより良い時間に
するためにこれまでのお客様の反応や要望を改めて振り返り今後のビジネスのヒントに
したいですね。

お客様の要望の中で近年よく耳にするワードとして「データ納品」があります。これまではCD/DVDでデータ納品していたのが、自宅のパソコンにはCD/DVDを取り込む光学ドライブがなかったり、そもそもパソコンはなく、タブレットやスマートフォンしかないなど、CD/DVD、USBでのデータの渡し方が難しい事例がでてきました。

そこで今回の写真館と数字分析コーナーでは最近のパソコン事情から「データ納品」について考えてみたいと思います。

【2019年は最新PCへ買い替え時期!!】

実は2019年はパソコンの買い換え時期として非常に注目されています。2020年1月にWindows 7の延長サポートが終了し、また増税前の駆け込み需要も重なることからPCメーカー各社が
ラインアップの拡充に注力しています。
過去最高のPC出荷台数を記録したのはWindows XPのサポート終了と、8%への増税が重なった2013年で今年も出荷台数が例年よりも大幅に増加することが予想されています。

そんな中、近年のトレンドでもある薄型ノート型PCでは光学ドライブが搭載されていません。
既にこの光学ドライブ非搭載PCを使用しているお客様のデータ納品について要望があるなか
今年、来年は同様の要望がますます増えることが予想されます。
(上図は株式会社BCN調べ)

【光学ドライブ非搭載PCの販売台数比率は3割】

ものを「つくる人、売る人、使う人」を支え、育むメディアとして日本、東アジア圏内を中心にメディア事業、データ・調査事業を行う株式会社BCNの調べによると、光学ドライブ非搭載PCのの販売台数は2015年8月から2017年3月まで2割前後で推移していたのが、その後は常に
3割前後を推移していることが分かりました。BCNは音楽や動画配信のストリーミングサービスの台頭がPC用ドライブ市場の縮小に拍車をかけていると分析しています。

今後、携帯端末を中心に5Gの高速大容量通信時代に移行することを考えると遠い未来の話ではなく、写真館をはじめとした写真業界はお客様に納品するデータをどのようにお渡しするかを考えなければなりません。

今回の「写真館と数字」はCD/DVDドライブ搭載のPC販売台数という普段なかなか気に留めない数字から写真データの渡し方について考察してみました。

iCloud, Google Drive、Amazon Driveなどメジャーなクラウドサービスは既に多くの方が
使われていますが、写真という個人情報を扱うビジネスとしてセキュリティが担保され、
サポート体制が整っているクラウドサービスもまた検討課題の一つですね。

写真ビジネスが大きく変えてきた、写真データの受け渡し。
「あなたのフォトビジネス最強パートナー」のラボネットワークも重要な課題として取り組んでまいります。


【データ出展・参考】
株式会社BCN


 
【あとがき】

第五回目のコラム、いかがでしたでしょうか?
「お小言は期待の裏返し」
部下のモチベーションがあがるのが「期待されること」
全国の部下を抱えるの皆様、ぜひ言葉にして期待を
伝えてみて下さい。

7月号にもぜひご期待下さい!

 
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