2019年5月号

先月号から引き続き今井氏の「働き方」にフォーカスした
コラムの第4回目をお届けいたします。

先月号では「有給休暇」をメインに現代の働き方について
解説していただきました。GW期間中に来店された
お客様との接点が今後も増えたらと思います。

今月号は働く現場でのコミュニケーションについてのようです。
どの職場でも重要なテーマですね。
ぜひご一読ください!

 
こんにちは。社会保険労務士法人アイプラスの代表社員の今井洋一です。今回も働き方についてお話をしていきたいと思います。今回は「相手との心の通わせ方」について考えてみましょう。
 
 
【第4回】「褒める」が苦手な上司が、部下と心を通わすテクニック
 
経営者や管理職など部下がいる人であれば「部下と心を通わせる」というテーマは避けて通れない問題です。部下も感情のある人間ですので、おカネさえ払っていれば一生懸命働いてもらえれるわけではありません。誰もが相手との心の距離を縮めるには「褒める」ことが必要とわかっています。一方で褒めることが苦手な方も多いのも事実だと思います。
「褒めるのは苦手。どうしよう。。。」安心してください。褒めずに相手と心を通わす
テクニック「認める」についてお話をしたいと思います。
 
◆「その髪型、似合っているね!」は禁句
「その髪型、似合っているね!」と言ったら、「どうせ切りすぎて似合ってないわよ。(怒)」と嫌な顔をされてしまった経験はありませんか?「褒める」は、こちらが良かれと思って
褒めても、必ずしも相手が喜んでくれるとは限らないことが難しいのです。
 
◆褒めるは主観、認めるは客観的事実
「褒める」ではなく、絶対に相手に否定されない方法が「認める」です。「褒める」と
「認める」は何が違うの?と思われるかもしれませんが、まったく似て非なるものです。
それぞれ「褒める」と「認める」の違いを見てみましょう。
 
★「褒める」の例
・そのネクタイ、似合っているね!
・元気よく、電話に応対しているね!
・君は後輩の面倒見がいいね!
 
★「認める」の例
・今日のネクタイは赤色なんだね!
・いつも3コール以内に電話に出てくれているね。
・一人でお客さんの接客を、最初から最後までできるようになったね。
 
いかがでしょうか?「褒める」は“素敵だね!”とか“似合っているね!”といった話し手の主観や意見が入っています。一方で「認める」は客観的事実のみを伝えています。客観的事実ですので、赤いネクタイを締めている人に「今日は赤いネクタイなのですね。」と言っても否定されることはありません。
 
 
◆客観的事実だけで、相手に喜ばれるの?
事実を伝えるだけで、相手と気持ち通わすことができるの?と思われますが、実は「認める」で十分です。
相手と心を通わすために必要なことは「私はあなたのことを見ていますよ。」というメッセージを伝えることですので、客観的事実を伝えるだけでも十分です。しかも「褒める」より「認める」の方が相手の気持ちを上手に聞き出すことができます。
 
どうすれば良いかと言うと「事実を伝えたら、相手の返答を待つ」です。
例えば、
(あなた)「今日は赤いネクタイなのですね。」
と聞いたら少し待ちましょう。そうすると
(相手)「そうなんです、実は娘からのプレゼントで、、、」や
(相手)「今日は大切な商談があるので、、、」
など、相手が気になっていることや言いたいことを教えてくれます。その相手の気持ちを聞いてから、さらに認めたり共感をすれば十分です。
 
認めると、答える側が一番言いたい内容を話してくれますので、相手の興味関心がどこに
あるのかを確認できます。この「認める」は部下だけでなく、お客様に対しても応用が
できます。「今日はご家族でご来店なのですね。」「お持ちのカメラは○○社の○○ですね。」といったように「認める」テクニックを使って、お客様の気持ちを聞き出していきましょう。
 
 
◆「好き」の反対は「嫌い」ではなく無関心。
会社を辞める理由は「キャリア」や「仕事の内容」などが挙げられますが、実際のところ
「人間関係」や「上司との関係」であることも少なくありません。働き甲斐のある
職場であるためには、部下が「部下から関心を持たれ、人として認められると実感できる環境」であることも大切です。部下や後輩と心を通わすために「認める」を実践してみましせんか?
 ~「好き」の反対は「嫌い」ではなく「無関心」~

 
今井 洋一氏
(社会保険労務士法人アイプラス 代表社員)

< プロフィール >
アクセンチュア株式会社、IBMビジネスコンサルティングサービス株式会社、株式会社リクルートマネジメントソリューションズにて、人・組織をテーマにしたコンサルティングに従事したのち2009年10月に独立。お客様の目指す理想は何か?お客様の持ち味は何かを踏まえた評価・報酬制度等のコンサルティングサービスや労務相談サービスを提供している。
社会保険労務士法人アイプラスは「対話からの気づきをシンプルなアクションにつなぐ」を経営理念とし、人事のアウトソーシング事業、制度設計のコンサルティング、労務&コミュニケーション研修の三本柱でサービスを提供している。

社会保険労務士法人アイプラス:https://sr-iplus.co.jp/
写真館と数字分析  ~消費税増税 お客さまの消費マインドはどんな状態

10連休となった今年のゴールデンウィーク、皆様はいかがお過ごしでしたでしょうか?先月は子育て世代のGWの動向データをとりあげました。少しでもお役に立てていたら幸いです。

5月以降は大きな季節イベントが少なく、9月~10月の七五三ピークに向けて
この時期から集中して早割などのキャンペーンを訴求している写真館様も多いかと思われます。

今年度は10月に消費税の10%への増税が予定されています。最近ではニュースでも延期、または凍結の話もあり、これまで以上に注目度が高まっています。

今回の消費税増税は初の2桁台となり家計に及ぼす影響は少なくありません。
写真館は自社のサービスに関わる増税だけではなく、七五三をターゲットとすると「子育て世代が増税に対してどのようなマインドになっているか」を知っておくことは自店のキャンペーンを考える際に重要だと思われます。

そこで今回の「写真館と数字分析」のコーナーでは増税に関しての消費者マインドについて「生活者の“いま”と、マーケティング・リサーチのトレンドやノウハウ」の情報を提供する株式会社インテージが2018年12月に調査した2019年の消費税増税による消費への影響を調べた内容を参照し、写真館が気になるお客様の消費マインドにフォーカスしていきます。

■今回も「駆け込み需要」は発生するのか?

2014年4月の消費税増税時には同年3月をピークに駆け込み需要が発生し、4月以降は消費の落ち込みが続きその後も長く消費動向に影響を及ぼしました。

今回の増税では上げ幅として2014年増税時の5%から8%への3%アップと比べ
8%から10%と2%アップと低いものの「10%」の数字は大きく、消費への足踏みが懸念されています。よって8%のうちに駆け込みで下図のような
商品/サービスを購入する動きがアンケートの結果わかりました。
(n=2,122) 対象条件者:20~69歳の男女

上図より特に高額な「一戸建住宅、分譲マンション」は1年以内購入検討者の77.8%と8割近くの人が増税前に買うことを視野に入れています。また、自動車も不動産同様に高額商品のため、
増税前に需要が伸びそうです。家電にも多くの人が買い替えの関心がある一方、旅行に関しては他と比べて検討している割合は低い結果でした。

上記のような高額商品は増税前と後では差額が顕著です。写真館が提供する写真撮影サービスは価格帯で見てみると物にはよりますが「家電」、「旅行」の価格帯と同じカテゴリだと考えられます。

経済産業省が2015年に分析した前回の増税による駆け込み需要の調査によると個人消費の中の小売業の商品とサービス業の商品を比べると小売業商品の方が増税前後の売上の変動が大きかったという調査結果が出ています。

写真館ビジネスが「サービス業商品」だとすると駆け込み需要の影響が大きく出てくることは
考えにくいですが、お客様は既に他の商品に予算を投じる準備をしているとも考えられます。
■増税後の消費マインドは?

下図では増税による家計支出への影響をまとめています。支出を「引き締める」、「少し引き締める」と回答した人の割合は実に8割を超えています(株式会社インテージ調べ)。
写真館の商品が仮に駆け込み需要の影響を受けなかったとしてもお客様である生活者は他の商品を増税前に購入したことにより支出に対し引き締めマインドになっています。
このような傾向のなか迎える七五三シーズンは早割キャンペーン期間中である今から10月に
予定されている消費税増税とその後の消費行動の減速を過去の経験から踏まえて対策を考えておく必要があるかもしれません。


いかがでしたでしょうか?
今回は消費税増税について写真館のお客様である生活者の消費マインドにフォーカスしました。
皆様の写真ビジネスにおいて少しでもご参考となれば幸いです。​


【データ出典・参考】
・株式会社インテージ

 
【あとがき】

第四回目のコラム、いかがでしたでしょうか?
~「好き」の反対は「嫌い」ではなく「無関心」~
職場内の雰囲気作りは普段の何気ない会話の中から作られます。
ぜひまずはお互いのことを認め合うところからスタートしてみましょう!

6月号にもぜひご期待下さい!

 
メルマガバックナンバー
Facebook
YouTube
Instagram

●このメールマガジンは、弊社発注ソフトPPMをご利用いただいているお客さまに送信しています。
ご不要の場合はお手数ですが、 こちらのフォームにて配信停止をお願いいたします。
●本メールはHTML形式で配信しております。正しく表示されない場合は こちらから

●このメールは送信専用のため、ご返信いただきましても、対応できません。
お問い合わせはこちらよりお願いいたします。